日本の農産物と水産物の輸出は堅調を維持している。2022年の輸出総額は前年比14%増加する。ホタテとご飯はアジアで人気があります。コロナ禍下の3年間、日本の食品は何千軒もの家庭に浸透し、家庭での料理需要や副食などの半製品料理の需要をつかみ、輸出を大きく牽引した。現在は訪日観光客も回復しており、市場のさらなる発展が期待されている。農林水産省はこのほど、2022年の農林水産物・食品の輸出額が前年比14.3%増の14148億円になると発表した。円安による割安感が風となり、輸出量は10年連続で過去最高を更新した。成長が著しいのは水産物だ。ホタテ貝の輸出は127805トンで、10.5%増加した。寿司に使われるホタテの強い中国大陸や東南アジアのほか、台湾では「家庭でホタテ料理を作る方法が浸透し、家庭食でホタテの使用が増えている」(輸出業務関係者)という。円安で対米輸出も伸びた。
日本のホタテはアジアでの販売量が高い。
鯛(新鮮、冷凍)の輸出量は4247トンで、32.6%増加した。東南アジアを中心に小売店における惣菜やレストラン包装食品の消費が増加し、日本食レストランの増加も大きな傾向となっている。活きた鯛の輸出は5331トンで、13.9%増加した。サクサクとした食感が韓国で人気で、ある韓国人輸入業者は「刺身と天ぷらのセットに魚1匹を使ったものが多い」と話している。