2023年の我が国のよだれ製品の輸出入総量は前年同期比7.3%増の33770.5万トンと予想され、そのうち輸入は2543.0万トンで13.0%増、輸出は11173.5万トンで、12.2%増加した。

世界的な疫病の影響下で、我が国の水産物輸入は高速成長を維持している。主な原因は：

（1）国内水産物養殖面積の拡大と生産量の増加による輸入量の増加、

（2）輸入貿易国の疫病対策が輸出貿易に与える影響は小さい、

（3）水産物の消費需要は引き続き旺盛で、特に海鮮と生鮮製品の輸入量は持続的に増加している、

（4）主要水産物貿易政策に変化が生じた。

国際市場では、欧米経済の持続的な回復により、米国と欧州の水産物輸出需要が強く、我が国の水産加工品輸出の伸び率は前年同期を上回った。

国内市場では、消費構造の高度化による海鮮需要の増加が、我が国の海産物輸入を牽引している。

また、国の「安定供給価格の維持」政策のもと、2022年に一部の水産加工品の輸入量が大幅に減少した。

輸出入予測について：主に2023年の各国家或いは地区の水産物輸出入総量及び構造、主要輸入品種数及び我が国の水産物輸入貿易状況に基づいて予測する。

また、輸出予測では、2023年の中国水産加工品輸出の持続的な増加と我が国の海鮮需要の持続的な旺盛な推進に伴い、我が国の水産物輸出量は高速成長を維持する見込みである。

一、輸出入

（一）世界水産物協会の統計によると、2021年の世界水産物貿易総額は前年同期比13.4%増の5409.1億ドルに達した。

輸出地域を見ると、米国と欧州は世界の水産物輸出の2大重要地域（50%超）である。

輸出品目を見ると、2022年1-9月の我が国のEU諸国と地域への水産物輸出量は3058万7000トンで、前年同期比7.9%増加し、我が国の同期水産物輸出量の46.4%を占めた。

（二）輸入状況

世界魚類協会の予測によると、2022年には世界で3億8000万トンの海鮮が輸入され、2021年より1億トン近く多くなる。

（三）価格変動：世界的な海洋資源の枯渇と各国の漁業政策の変化と環境保護の要求の高まりにより、海産物価格は持続的に上昇している。

二、主な輸入品種の数量及び比率

中国税関総署の統計データによると、2021年に我が国が輸入した海洋水産物は239万6000トンで、前年同期比11.4%増加し、全国輸入総量の37.2%を占めた。

輸入元を見ると、米国、日本などは我が国の主要な輸入元であり、上位2大目的地国の合計比率は63.4%に達した。

2021年の我が国の米国からの輸入量は836.8トン、輸入額は3269.5万ドルで、19.1%を占めている。日本では、中国が日本などから輸入した水産物は主にクルマエビとワタリガニだ。

2022年1月から4月にかけて、我が国で主に輸出される水産物は主にダイオウ、ハタ、サーモンなどである。

輸出入データの面では、2022年1～4月の我が国の米国、日本、オーストラリア、チリへの水産物輸入量はそれぞれ71.4トン、61.2トン、52.1トン、アルゼンチンへの輸入量は22.4トンだった。

三、我が国の水産物輸出額及び比率

我が国の水産物輸出額は2000年以来ずっと高速成長を維持しているが、2021年の輸出額は大幅に減少し、2001年から輸出量は徐々に輸入量を上回り、輸出比率は2000年の18.7%から2021年の36.8%に上昇した。

我が国の水産物の対外貿易構造の中で、日本とEUへの輸出額は2017年から年々増加してから減少し始めている。その中で、日本への輸出額は2017年から減少し始めてから安定して少し増加している。EUへの総輸出額は2015年から減少し、2021年も疫病の影響下で一定規模の輸出量を維持している。

2022年第3四半期の我が国の水産物輸出額は177.6億ドル（図5）であり、我が国の水産物輸出総額に占める割合は34.7%である。

注：1.単位：百万ドル、2.年間データに漁業機械は含まれていない、3.統計期間は2022年1〜9月。

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